ストイックだから怪我をする!?

みなさんごきげんよう!
ベニヤ板で寝とったら寝違えて完治に3日かかった黒川です

今日は日頃ストイックに体作りのためにトレーニングに励んでいる人たちが陥りやすい問題について言及したいと思います

我々はよくトレーニングをする時に
「昨日の自分を超える!」
「限界を吹き飛ばして!」
「101理論!」

みたいなことをよく目にしたり
それが達成できるように意識します

要するにトレーニングの強度を前回よりも高めていくことを目指してトレーニングに臨むのです

ここで言う強度とは様々な要素が組み合わさったものですが、大きく分けると以下の四つだと考えています

それは
1️⃣使用重量
2️⃣反復回数
3️⃣ボリューム
4️⃣インターバルの長さ

これらのうちのどれか一つでも上がっていけば強度は高くなっていると言えるでしょう

また強度を上げるテクニックの一つにチーティングやフォースドレップ、ドロップセットなどの完全ではない可動域の挙上を付け足したりして筋肉にさらなる強い刺激をあたえたりもします

これらの要素を上手いこと組み合わせて少しずつ強度を高めていければ当然筋肉は発達していくでしょう

しかし前回のトレーニングより強度を高められるような、毎日が同じリズムで筋肉の回復にとって最適な食事と睡眠が取れて万全のコンディションでトレーニングに臨めるとは限りません
すると
「今日はいつもより重く感じるな」
「いつもより回数が上げれないな」
ということが起きます

そこでストイックな人は
「いつもより重量が上がらないなら、いつもよりしっかり追い込もう」
と思ってしまいがちではないでしょうか?

ここで考えていきたいのは
“強度を高めることにおいて、筋肉の追い込み具合を高めるという手段はどこかに上限があるのではないか”
ということです

トレーニングする際に挙げられなくなるギリギリまで頑張ることは筋肉の肥大にとって有効ですが、そこからさらにチーティングやドロップセットや補助付きで挙上していくことの最終地点はどこでしょうか?

…失神?

…筋断裂?

大袈裟ですが本当に最終的にはそこに辿り着くと思います

当然ここまで辿り着かなけても、このような追い込む手段のみで強度を増やそうとする試みは長期間つづけると怪我の原因になります

逆に、使用重量と回数による強度の上昇は無理な追い込みよりは、筋肉の発達具合に沿った強度の上げ方のように感じます

当然使用重量と回数の増加による強度の上昇のためには、食事と休養が非常に大事になってくるので
「今日のトレーニングはいつもより調子悪いから気合いでいつもより追い込もう!」
ではなく
「食事がちゃんととれてなかったからかな?」
「睡眠時間をもっと取らないといけないのかな?」
「頻度をもう少し下げた方がいいのかな?」
というふうに
トレーニング以外の視点から目を背けずにしなければなりません

トレーニングにストイックというのは裏を返せば、トレーニングにだけストイックで
食事と休養は怠けているという見方もできます

もちろんトレーニングという行為が好きで追い込むことの達成感を感じるためにやっている人にとっては関係のないことですが、少なくとも体つきを変えたいという気持ちでトレーニングに望んでいるのであれば

“強度は重量と回数をメインにあげていく”

“食事と休養もストイックに行う”

ということが持続的な筋肉の発達のカギなるのではないでしょうか

テンションがあがっているトレーニング中だけのストイックから、もう一歩先に足を踏み出してみましょう!

自分の目標の達成と健康のために

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP